2020年1月16日木曜日

「神様とキャッチボール」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「神様とキャッチボール」

 ちょっとダイエット、いえ運動をしています。牧師執務室に座っていますと、パソコン作業が多くからだを動かすことがあまりありません。しかし、何か定期的に運動といっても長続きがしません。やっぱり、好きなことを、開いている時間に、楽しくやれるものを捜した方がいいものです。それでは、牧師はなにをしているでしょうか。じつは長女とキャッチボールをはじめました。

 これがなかなか楽しい運動になっています。長女が学校から帰ってくるのが待ち遠しいくらい楽しい時間になりました。そこで、思い出したことがあります。それは、グローブを買ってもらうときのあのウキウキした感覚。私もはじめて父にグローブを買ってもらったときの、あの新鮮で心躍る気持ちを久しぶりに思い出しました。最近なくしていた感覚でもあります。表現するのが難しいのですが、新しいグローブと新しいボールで父とキャッチボールをする。なんて楽しく、素敵な時間だったことでしょうか。父を天に送って長い月日がたちましたが、その思い出だけはキラキラと輝いているものです。

 主イエスとの関係も、キャッチボールかもしれません。信頼ももってボールを投げる。すると信頼をもってボールが帰ってくる。私たちが投げるボールは、祈りであったり、嘆きであったり、訴えであった、感謝であったり。帰ってくるボールには御言葉がいっぱい詰まった平安でったり、十字架の言葉だったり。必ず応答があるのです。話しをしながら、ともにボールを追っかけてみたり。そこには一人ではないという確信が与えられるのです。

 そういえば、洗礼を受けたときの気持ちと、グローブを買ってもらったときの気持ちとは似てるような気がするのですが。