2018年7月19日木曜日

「水仙の小径」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「水仙の小径」
 
 まさかこんなに、時間の余裕がなくなるほど仕事が多くなるとは思ってもみませんでした。毎週あちこちと出張旅行していると、春を感じる余裕さえないことに悲しさを覚えます。
 
 そんな生活の中で、ふと足を止めてみたくなる小道を発見しました。その小道は柳井から田布施へむかう道の途中にあります。昔はたんぼの畦道だったのでしょうが、いまは小さな舗装道路になっています。その小道はたんぼの間を一直線に山へむかっているのです。それだけなら足を止めたくはないのですが、なんとその小道は道の両側に花が咲いているのです。たぶん水仙の花だと思うのですが、片方には白い水仙が一直線に咲いています。もう片方には黄色の水仙がこれまた一直線に咲いているのです。山に向かう約500㍍ほどでしょうか、それはもう水仙の滑走路のようにただひたすら真っすぐに咲いているのです。なんとすてきな小道なのかと、つい車からおりて歩いてみました。とてもすてきな気分になり春を満喫したのです。