2019年10月8日火曜日

「完全なヨーロッパ人」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「完全なヨーロッパ人」
 
 イスラエル「イエスの足跡をめぐる旅」から無事に帰ってきました。今回も帰りたくなかったという感想です。もっと若ければイスラエルのガイドとして伝道活動したいなあとしみじみ感じました。
 
 さて、イスラエルに行くには、飛行機でオランダまで13時間、4時間空港で待って、6時間でテル・アビブです。これがいちばん大変でした。機内で暇なのでオランダ航空の雑誌を読んでいたら、面白いことに出会いました。「完全なヨーロッパ人」というもので、「完全なヨーロッパ人になるためには、英国人のように料理しなければならない」というように、すべてが逆に書かれたジョークです。しかしそこの国民性が非常に出てて、思わずうなずいてしまいました。
 
 それでは完全なヨーロッパ人とは、「英国人のように料理をする。フランス人のようにドライブする。ベルギー人のようによく働く。フィンランド人のようにおしゃべりになる。ドイツ人のようにユーモラスである。ポルトガル人のように器用である。スウェーデン人のようにフレキシブルである。ルクセンブルク人のように有名になる。オーストリア人のように忍耐強くなる。イタリヤ人のように自制する。アイルランド人のようにシラフでいる。スペイン人のように控えめになる。オランダ人のように気前がよい。ギリシア人のように組織的に行動する。デンマーク人のように慎重に行動する」というものでした。
 
 それでは日本人はどうなるのか、キリスト者はどうなるのかと考えていると、キリストにあって君は君自身であれという声がどこからか聞こえてきました。