2019年6月13日木曜日

「いいねが言えない」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「いいねが言えない」
 
 梅雨時ですので、なにか爽やかな笑いをと思っています。
 
 三女・聖美もだんだん大きくなり、元気に保育所へ通っています。最近ではお友達との会話も多くなってきたようです。先日のこと、なにか言い争っている声が聞こえてきました。よく聞いてみると、「私は、ハムスター飼っているんじゃー」とお友達。すると別の子が「私のうちはリス飼っているんじゃー」とのこと。するとまた別のお友達は「私のところは亀飼っているんじゃー」と。そこで聖美は悔しくてしかたありません。大きな声で言い返しました。「みーちゃんところはみーちゃん飼っとるんじゃー」と。
 
 なんとかして言い返してやろうとおもったのでしょうか。やっぱり人間は「そりゃいいねえ」の一言がでないものでしょうね。なぜか対抗意識をもっていて、人よりもいいもの、ちからのあるものを欲していくのかもしれません。
 
 ルーテルアワーから原稿依頼がきました。広島に住むキリスト者として、今回のインド・パキスタンの核実験をどう思うかというものでした。締切は一週間しかありません。それを英語に訳して、アジアタイムスとして各国に送るとのこと。これは大変だと思い、新聞を読み返しニュースをまとめてみたりしました。それでも、問題はなにか人間の根本にあるような気がしてなりません。神様は何と語っておられるかを今聞いているところです。