2019年6月26日水曜日

「もうちょっと」

阿久根ルター君の朝のみ言葉

「もうちょっと」

マルコ 12:34 あなたは、神の国から遠くない

 福音漫画というものがあります。聖書のみ言葉を面白く漫画にしてあるものです。その中に「もうちょっと」という漫画があります。一人の男が「ここに宝がある」という神様の言葉を信じて土を掘り始めます。なかなか宝は出てきません。何回もやめようと思いましたが、それでも宝を見つけようとします。ところが自分の背丈まで掘ったとき、神様に文句を言いながら掘ることをやめてしまいます。漫画の次のコマは、あと5センチ下に宝があるという絵がかいてあります。とても真実をついている漫画だと思いました。神様の恵みまで「もうちょっと」でやめていることが多いかもしれません。「もうちょっと」は自分で考えることなのです。神様から示されているみ言葉・福音は目の前にある。しかしそれを生きるためには「もうちょっと」を考えねばなりません。

イエス様は、律法学者から「あらゆる掟のなかで、どれが第一でしょうか」と聞かれます。イエス様のみ言葉をまとめると「神を愛し、隣人を愛する」こととなります。こんなに単純なことですが、これが最高に難しいものです。律法学者も「そのとおりです」と適切な答えをするのですが、そのあとに「あなたは、神の国から遠くない」と言われたのです。近いけれど入ってないということでしょうか。救われるのに「もうちょい」なんです。イエス様はそれを律法学者に問いかけられました。

 はじめての漁船の運転、ジェットボートの運転でした。漁船の舵をとりながら、海の風の心地よさにすっかり満足してしまいました。しまし、船をまっすぐに走らせることは大変むずかしいことです。すぐによろよろとしてしまいます。その日の風にもよるし、潮の流れ、波の状態を見極めなければならないからです。また、島を回りながら走るときには、島との距離をつねにみながら走らせなければなりません。また、どこに海面下に岩があるかわからないのです。つねに自分の位置、まわりの状態、自然環境を知って置かねばならないのでしょう。私たちの人生の歩みも、自分がどこにいるのかを探しながらの旅かもしれません。それがはっきりしている人生は楽なのですが、そう簡単にはいきません。はっきりしているというよりは、つねに迷ってばかりいるのです。なぜなら、きちんとした人生の基準や距離感を持たないからです。

 イエス様は「あなたは、神の国から遠くない」と言われました。遠くはないがそこまできていないと言われました。このもうちょっとの距離が大切なのです。それを超えるものはなにでしょうか。それは信仰しかありません。イエス様を信じ、すべてを委ねるしかないのです。それは私たちの生活でも同じです。「もうちょっと」とは何かをいつも考えながら、今日も一日を生きていきましょう。