2019年5月16日木曜日

「イエスの命をいただく」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「イエスの命をいただく」
 
  教会のある姉妹から、ちょっと小耳にはさんだ話です。
 
 あるお宅にに初孫が与えられました。元気な男の子で、その孫を連れて毎週日曜日になると、子どもたちが家へ連れてきて下さるとのこと。おじいちゃんは嬉しくてしかたありません。孫がくるやいなや抱っこして、片時も離されません。それをみながらみんなは、おじいちゃんの方が疲れてしまうのではと心配するほどでした。
 
 さて、そのおじいちゃんはこの頃とても元気です。とくに月曜日は一週間のうちで一番元気もりもりなのです。そのわけを聞いたところ、「赤ちゃんを抱っこしていると、新しい命のエネルギーをもらえる。そのエネルギーによって月曜日は元気もりもりってことだね」とのこと。
 
 本日は「十字架上の七つの言葉による礼拝」を守ります。私たちは十字架の主イエスを見る時、痛み苦しみを受け取ります。しかし、そこにとどまることはゆるされないのです。実は十字架から見えてくるのは、復活という新しい命なのです。この命が私たちにエネルギーを与えるもととなります。
 
 毎週の礼拝において、私たちは主イエスの新しい命をいただきます。だからこそ、元気や勇気、そして生きていく力がでてくるのです。今週は聖週です。十字架をしっかりと見据え、そこから見えてくる新しい命を受け取りたいと思います。