2019年5月2日木曜日

「花粉症になった」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「花粉症になった」
 
 先々週あたりから、ある症状に悩まされています。それは、目がかゆくてくしゃみがでるといえばお分かりでしょう。そうです「花粉症」です。生まれて初めての体験で、なにがどうなっているのかわかりません。顔中が粉っぽくて、花粉を塗っているような感じなのです。いままで、花粉症で悩んでいる方を横目でみながら、そのつらさなど皆目考えたことはありませんでした。自分がそうなってはじめて、そのつらさに気がつくしまつです。それでも、不思議なもので、礼拝をしている時や結婚式の司式をしているときはピタッととまるのです。たぶん意識してない状態がいいのかなと思います。
 
 先日もテレビで花粉症のことを放送していました。なんでも約30%は実際の病気ではなく、精神的なものだというのです。面白い実験で、空気清浄された部屋の中にる10人に花粉が舞っているビデオを見せます。すると3人がすぐに反応し、目をかきながらくしゃみをしていました。こうなってみると、自分は花粉症だと思いこむとそうなるということでしょうか。
 
 土曜日は台風のような風でした。春一番というのでしょうか。やっと春がきたという喜びと花粉が舞っているという不安とが入り交じりました。しかし、それによって春がくるのが苦痛になってはいけません。
 
 信仰もまた同じことかなと思います。それが苦痛になるのは信仰に問題があるのではなく、それを受け取る自分の心に問題があるのでしょうね。