2018年8月16日木曜日

「自然の恵みを受ける」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「自然の恵みを受ける」
 
 「自然の恵み」というと、食べ物だけのように聞こえます。しかし、本当の恵みとは、その自然そのものではないでしょうか。
 
 先週関西から、2人の牧師たちが遊びにきてくれました。徳山といえば食べるものもおいしいし、ちょっと行けば海と山のどちらにもいけます。いろいろと案内しながら、あらためて、自然に囲まれていることに気がつきました。あらためてというのもおかしいのですが、その中に暮らしていると、いつのまにかその恵みを忘れてしまいます。教会から見える森が、駐車場になってはじめて、森の存在を意識するというおかしなことがおこるのです。
 
 いま、六日市は「ホタル」の季節です。今年もまたホタルの乱舞を見ることができました。2人の牧師たちにホタルを案内したとき、「こんなに心が豊かになれたのは久しぶりだ」と言われました。自然の恵みとは食べ物だけでなく、心にもっとも深く与えられるものだと思います。
 
 私たちはなにげなく、この自然の中で生活をしています。しかし、その恵みに気がつくということは、神様に出会うということだと言えます。与えられている自然を破壊していくのが人間だとしたら、ますます神様から遠くなっていく罪人になるのでしょう。まだ、自然の恵みを受けることができる今だからこそ、その恵みに感謝し、神様の存在へと目を向けたいものです。