2020年2月4日火曜日

「教会のお祭り」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「教会のお祭り」

 子供の頃、お祭りの日がやってくるのが楽しみでした。朝はやくからウキウキして、家族揃って出かけたものでした。まだ子供でしたから、楽しみはほとんど屋台でした。イカ焼き、たこ焼き、りんご飴、ゲームにそして金魚すくい。どれをとっても楽しい思いでばかりです。

 「あんなに楽しかったお祭りを教会でできないかな?」というのが今回の教会フェスティバルの原案でした。楽しい秋の一日を過ごすために、何ができるかを考えてきました。いろんな意見がだされ、今回は教会員文化祭というお祭りになったのです。いったいどんなものが展示としてでてくるか、ステージの発表はどうかなど大変悩みました。しかし、準備を終えつつあるいま、けっこう素晴らしいなと思います。神さまが一人一人にタラントを与えてくださっている。それを発表できる場がここにあることに喜びを覚えました。

 旧約聖書にはレビ記に「祝祭日について」という箇所があります。ここにはたくさんのお祭りがでてきます。「過越祭、種入れぬパンの祭、火祭、燔祭、素祭、揺祭、潅祭、罪祭、酬恩祭、仮庵の祭・・・」。とにかく休んで祭りをしなさいと書いてあります。それぞれの祭りに意味がありますが、イスラエルの民は祭りのたびに盛大な宴会を楽しんでいたといいます。

 祭りはなんのためにあるのか、それは神さまが私たちを救いだしてくださり、今も共に生きておられることを喜ぶためです。今日の教会フェスティバルも大いに楽しんでください。そして、キリストにある兄弟姉妹として歩むことの喜びを感じて頂きたいと願います。私たちの交わりはこんなに素晴らしいユニークなものです。感謝。