2019年7月16日火曜日

「聞いて理解するセンス」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「聞いて理解するセンス」
 
 やっぱり夏ですね。暑いのは言うに及ばず、広島特有の「凪」に夏本番を感じてしまいました。甲子園の高校野球で、母校「九州学院の惜敗」に今年の夏の悲哀を感じてしまいましたが・・・。
 
 子どもたちの夏休みも、やっぱり中だるみ。宿題などは3日で終わってしまい、毎日のプールにもやや飽き、暑さと、気怠さにイライラの毎日が続いています。どこかに連れていってやりたいのですが、この暑さでは一歩は出ずです。そこで、イライラしているときは「笑い」が一番。健康にも「笑い」が一番。さっそく、以前から買っておいた「爆笑漫才大ヒットパレードCD」を長女と聴いてみることにしました。さすがに、「ダイマル・ラケット」「いとし・こいし」「かしまし娘」「千里・万里」「レッツゴー三匹」「唄子・啓助」といった大御所だけに大笑いしてしまいました。
 
 ところが、長女・華美はあまり面白くなさそうです。普段は吉本新喜劇をみて大爆笑しているのに、いっこうに笑いません。どうやら、動きがないのが面白くない原因のようでした。生まれてこの方、テレビで育った娘たちにはラジオで聴く漫才は興味がないらしいし、どこが面白さのポイントかがわからいようでした。この世の中、だんだん言葉だけでは伝わっていきにくくなっているのかもしれません。
 
 キリスト教は聞く宗教だといわれます。神様のみ言葉を聞く宗教です。「イスラエルよ聞け」という言葉が何回も聖書にでてきますし、「聞く耳のあるものは聞くがよい」と主イエスは言われました。主のみ言葉を聞いて理解することは、以外と大変な事ですし、じつは私たちの中の準備が一番大切と思われます。