2018年3月27日火曜日

聖火曜日

阿久根ルター君の朝のみ言葉


「聖火曜日・終わりからみる死」

ルカ 2343 はっきり言っておくが、あなたは今日私と一緒に楽園にいる。

十字架上の7つのみ言葉の第2は「あなたは今日私と一緒に楽園にいる」というものです。

イエス様が十字架におかかりになったとき、左右に一人ずつ犯罪人の十字架が立っていました。この2人はとても対象的です。左にいた犯罪人は最後までわめいていました。しかもイエス様にむかって「神の子なら自分自身と我々を救ってみろ」というのです。自分のやったことを認められずにいたのです。ところが、もう1人は悔い改めました。十字架での死を目前にして、自分の罪を認め、悔い改め、イエス様に「あなたがみ国においでになるときには、わたしを思い出してください」と言ったのです。イエス様はこの人に「はっきり言っておくが、あなたは今日私と一緒に楽園にいる」と言われました。明日でもなく、いつかでもなく、「今日」です。そのような約束をしていただけたのは彼だけでした。

文章の書き方を習うとき、字と記号をまず習います。それは「、」と「。」です。私たちの人生が文章だとしたら、「死んだ」というあとは「。」でしょうか。キリスト教では「。」ではありません。「、」です。次の命が約束されているからです。それをイエスは復活をとおして教えてくださいました。私たちは聖書から、終わりから見る視点を教えられます。神様のもとで新しい命が与えられることがゴールです。そこからみたら死は終わりではないのです。だから死の中に希望を見ることができます。

「あなたは今日私と一緒に楽園にいる」。このみ言葉の恵みを受け取るために、私たちは自分の罪を悔い改めなければなりません。私たちの罪のために十字架で死を迎えるイエス様を見るとき、自分の罪に気づかされ、悔い改めに導かれます。十字架のイエス様がどんな方であるかがわかるからです。