2017年1月12日木曜日

みんなとあなた

クレヨン牧師のミニエッセイ
「みんなとあなた」
 
 「教会のあり方が何だかおかしい」と言われています。何がおかしいかと言えば、「教会は何のためにあるのか」ということがわからなくなってきたのでしょう。私のためか、宣教のためか。私などはどちらのためでもあると思います。むしろおかしくなってきているのは教会の方ではなく、信仰の受け取り方だと思うのですが。
 
 イエス様はペトロに、「あなたはわたしを誰というか」と質問されました。この部分はイエス様とペトロの一対一の真剣勝負です。そしてここに信仰のあり方があるのです。神様と私です。
 
 先週の教区常議員会である方が次のように言われました。「教会でよく聞く言葉に『みんなでやりましょう』というのがあります。これは曲者なんです。『みんなでやりましょう』というときは『誰も責任をとりません』ということと同じなのです」と。
 
 教会に必要なのは、「みんなの信仰」ではなく「あなたの信仰」です。私は一人でも宣教するという気力です。どうか今年は各自が「私は信仰によってこれをする」という一人になってください。