2019年4月4日木曜日

「キリストの最高の知恵」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「キリストの最高の知恵」
 
 ある本の中で、「母親の最高の知恵」という文章を読みました。
 
 「子どもが道ばたで転ぶ。アメリカの母親はどうするか。じっと見ている。助けに行かない。自分で立ち上がるのを待つ。独立心を植え付けさせためだ。
 
 日本の母親はとんで行く。助け起こす。『かわいそう、かわいそう』とほこりを払う。その瞬間は母子ともにハッピーだ。でも、将来を考えると暗い。
 
 最高の知恵を持っているのは、アフリカの母親だ。子どもが倒れる。どうするか。すばやく、自分も同じようにバタッと倒れる。子どもはびっくりする。『あ、お母さんも倒れたッ』母親は一人で立ち上がる。それを見て、子どもは自分で立ち上がることを学ぶ。これが母親の最高の知恵だろう。」
 
 アフリカの生活の厳しさが、そのような知恵になるのでしょうか。子育ても時と場所と環境によって様々に変化していくものなのでしょう。
 
 さて、この文章を読みながら、それではキリストはどれだろうと考えていました。結論は「これ全部だ」と思います。キリストは私たちにとって、一番必要なことはご存知です。あるときは厳しく、ある時は優しく、本当に必要なときは私のために倒れてくださるのです。しかし、それは立ち上がることを教えてくださるためです。キリストと共にあるとき、人はきっと立ち上がることができるからです。