2019年1月29日火曜日

「私はわたし」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「私はわたし」
 
 やっと子供達の夏休みが終わります。これで毎日の「やること捜し」から解放されるのです。子供達にとっては、夏休みの宿題まとめに全力を注いでいます。
 
 さて、長女の机の上に1冊の本をみつけました。きっと読書感想文用の本を読んでいるのでしょう。ちょっとのぞいてみることにしました。その本とは神沢利子さく「くまの子ウーフ」です。なかなか感動しました。
 
 くまの子ウーフは、ある朝ごはんをたべながら考えました。たまごを割るといつもきみとしろみがでてくる。たまごはきみとしろみでできてるけれど、自分は何でできているのか。いろいろと聞いていくうちに、ちょおと意地悪なキツネにであいます。キツネはめんどりが卵を生み、そこから鳥が生まれるといい、自分のからだからでてくるものでできてるといいます。だからウーフはおしっこでできているというのです。しかし、自分からは、血もでるし、涙もでるし、痛いとおもうし、嬉しいと思う。おしっこはそんなこと考えない。とあれこれ考えるのです。そして、ドアにぶつかって「痛い」というのは自分だと発見するのです。そこからウーフはわかったのです。「ぼくはぼくでできている。ウーフはウーフでできているんだよ」と。
 
 神様は私を私として創造してくださったのです。かけがえのない存在として。今日で37歳になりました。かけがえのない私でありたいと願いつつ。