「人間の故郷は土かも」
「広島自由人倶楽部」の例会で、東広島在住の陶芸家ご夫妻の話しを聞く機会が与えられました。その話しの中で一番驚いたのは「最近では土にDNAがあって、それが人間につながっているという学説もある。キリスト教では神様が人間を土から創造されたといわれるが、キリスト教が正しいかもしれません」という内容でした。そう言われれば、土に触れることで安心するとか、子どもたちが粘土遊びが好きなこともわかります。
陶芸は「1焼き、2土、3細工」だと言われました。その奥深さはわかりませんが、最近では若い人からお年寄りまで、陶芸教室に通ってこられるそうです。土に触れることで「いやし」が行われているのではと言われました。その話から先ほどのDNAの話しになったのですが、人間の故郷は土かもしれないと言われるわけです。
もう一つ印象に残った話は、「作品にはその人の人生がそのまま出てくる。自分がさらけだされる。自分を深めていかないと、陶芸の作品も深まっていかないのです」という言葉でした。私たちが神さまの創造されたものであれば、その人生とともに深まる存在だと言えます。神さまの御心に生きる人生は、ますます深まりその人自身が神さまの証しとなっていくのでしょう。