2019年7月4日木曜日

「どこから見ても同じ」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「どこから見ても同じ」
 
 いよいよ夏がやってきます。夏といえば「花火」を連想するのは私だけでしょうか。夏には欠かせない花火大会。子どもの頃よく見学にいったものでした。
 
 さて、子どもの頃のこと、一つの疑問がありました。それは「打ち上げ花火は神様からはどのように見えているのだろうか」というものです。つまり、空から見ればどんな形に見えるのかなあと考えていたのです。ところが、数年前のことでした。夏にインドネシアにいくとこになりました。ちょうどその日が隅田川の大花火大会の日だったのです。快晴の成田から離陸し数分したときに、なんと空の上から花火大会をみることができたのです。なんだか、少し感動しました。花火は上から見たらこうだったのかと疑問が晴れたからです。
 
 そうなんです。打ち上げ花火は空からみても同じように丸く見えるのです。つまり、花火は平面に広がっているわけではなく、大きな球体になっていてどこから見ても同じ形に見えるのは当然のことだったのです。
 
 どこからみても同じ。それは神様のことだと思います。三位一体とはどこから見ても同じということかもしれません。それぞれ見方は違っていても、同じものというのが存在するのです。自分を考えて見ると、どこから見ても同じではないことに気がつかされています。牧師として、夫して、父親として。しかし、そのような中で同じものがあるとするならば、主イエスをキリストであると告白することにおいて三者は同じであると言えます。それはすごいことなのだと考えている私です。