2018年12月11日火曜日

「十人でも多く」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「十人でも多く」
 
 少しずつ肩から力が抜けてきたような気がします。「等身大の自分」でいこうと思っていても、なかなかそうはいきません。もっとも、はじめからリラックスしていては、若い牧師らしくないと言えますが・・・。
 
 それでも、リラックスしてくると、「あれもしたい、これもしたい」と思い始めました。教会案内を作りたい。ホームページを開設したい。月報を結婚式をされた方や新しく来て下さった方に毎月送りたい。礼拝をお休みされたかたに、説教録としてみ言葉をその週の内に届けたい。掲示板を充実させたい。「教会祭」みたいなものを企画したい。子どものプログラムは何かできないか。それぞれの趣味にあった集いができないか。話題の小説を読む会はどうか。主日に3礼拝位できないものか。何か楽しい企画がないか。などと次々と考えてしまいます。
 
 さて、そんなことを考えていたら、不思議と大笑いする出来事に出会いました。夕食のことです。わが家では小さい順に、食前のお祈りをします。聖美(1歳)「アーメン」。愛美(6歳)「(前略)明日一人でも多くの人が礼拝にこれますように。アーメン」。するとさすが長女の華美(8歳)は、「明日十人でも多くの人が礼拝に来ますように。アーメン」と祈ったのです。それは欲張りだよと言いそうになりながら、自分を振り返りました。「あせらずゆっくりと」と神様のみ言葉だったのでしょう。