2018年11月27日火曜日

「人生を構築させたゴミ?」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「人生を構築させたゴミ?」
 
 「よくもまあこんなにゴミがあるものだ」というのが、今回の引っ越しで経験したことです。どれだけ捨ててきたかといえば、ちょうど2トントラックに2台分でしょうか。これではゴミと生活していたようなものです。
 
 ところが、これは本当にゴミなのかなと考えてみました。確かにいまはいらないものになったかもしれないのいですが、ひとつひとつはすべて意味があるものです。人から見ればつまらない意味ですが、あの時あの場所で買ったものとか、あの人がくれたものとか・・・。そして、それは自分の人生を少なからず構築してしてきたものなのです。
 
 引っ越しの片づけがなかなかはかどりません。しかし、自分の人生を顧みていると思えばゆっくりやるのもいいかもしれません。司牧室にはたくさんの書籍が残されていました。森司牧から頂いたものですが、その一冊一冊に重みを感じています。森司牧の人生をほんの少し知ることができるような気がするのです。
 
 私たちには4つの福音書が残されています。いろいろな方向から見たイエス様でしょうか。しかし、どの方向からみたとしても、その存在の重さにはかわりありません。福音書を読むとき、私たちはイエスと出会います。
 
山積みにされた荷物の中に、何十冊という聖書をみつけました。こんなにイエスと出会っていたのだと感謝しました。