2018年11月20日火曜日

「神様助けて」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「神様助けて」
 
 私が「神様助けて」と叫ぶときはどんなときだと思いますか。それは、せっぱつまったとき、お手上げのとき、自分ではどうしようもなくなった時です。とはいっても、それまでの努力を積み重ねてきたかといえば、そうでもありません。
 
 実は、いろいろなところから原稿の依頼をうけます。そこにはちゃんと締切が書いてあって、原稿依頼のその日から始めれば余裕で書くことができます。そして、毎回のことですが、今回こそ早くやろうと思うのです。ところが、そうはいきません。まだまだと思っているうちに、そろそろと思う。さあこれからと思いつつ、だんだんあせってくる。明日からやろうと思うのが締切の1週間前となり、だんだん胃が痛くなるのが締切3日前。そしてついに「神様助けてください」となるわけです。こんなことをしながら、ついに原稿を書き上げるときは締切すぎとなります。
 
 とはいっても、なまけているわけではありません。実際の文章にしなくても、頭の中ではいろいろと考えています。そのことが頭から離れることはないのです。それをまとめあげる集中力の問題なのです。余裕があるときは集中力がでません。これが「神様助けて」と祈る時、抜群な集中力がでてくるのです。
 
 自分ではどうすることもできない状況で、神様にすべてを委ねる。すると神様の力が導いてくれるように思います。やっぱり言い訳かなと思いつつ。