クレヨン牧師のミニエッセイ
「一度わきに出てみる」
島根県・六日市集会からの帰り道、久しぶりに野ウサギに出会いました。薄茶色のわりと小さな野ウサギでした。山の蔭から出てきたと思うと、車の前を一緒に走っています。右か左に寄ってくれれがいいのですが、車のライトに照らされた道をひたすら真っ直ぐに走っているのです。
追い抜きにかかるとその方に寄ってくるし、スピードを落とせば走るのがゆっくりとなる。どうすればいいかなと思っていましたら、やっと左の薮へ消えて行きました。もうそろそろ限界にきて疲れているなとわかる走りでした。ただひたすら真っ直ぐに走ることだけがいいのか。それとも一度わきにでて、また走る道を見定めてみるのがいいのか。いろいろと考えさせられました。
ちょっとわきに出てみる。これもいいものです。自分を顧みるチャンスになります。実はキリスト教の悔い改めも同じことです。一度わきにでてみる。そして神様の道に戻るということです。秋ですね。ゆっくりと自分を顧みたい気分になります。