「お父さんのパン」
クレヨン牧師のミニエッセイ
「お父さんのパン」
長女が、こんな嬉しい作文を書いてくれました。
「お父さんのパン」
お父さんは、いつも金よう日にやない教会にあるふれあいショップに出すパンをたく山やいています。そのときは、家じゅうがパンやさんのようにとてもいいにおいだらけになります。わたしたちの体もおんなじにおいになります。
でもお父さんは、いつもいそがしいので夜つくっています。パン作りは、時間がかかります。わたしがねるころには、まだやっています。とてもおいしいパンなのでみんなが金よう日を楽しみにまっているのでやすめません。わたしの頭ぐらいの大きさの丸いパンです。ときどきたのまれてパン作りをおしえることもあります。わたしもお父さんのパンがすきです。でも休んだらいいとおもうこともあるけど、お父さんはがんばっています。すごいとおもいます。
パンを焼くことを、つらいと思ったことはありません。むしろ、神様の不思議な業にいつも驚かされています。学費稼ぎが目的で始めたアルバイトでした。それが、いつのまにか人に喜ばれることになるとは。パンを焼くことで「一粒の麦」にかかわることができる。そのことに感謝しています。