2018年10月18日木曜日

「最初の一歩」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「最初の一歩」
 
 いざ教会を離れることになってみると、この9年間の思いでが様々によみがえってきます。「よく9年ももったなあ」という感想です。いまだから告白できることがありますが、東京教会から移って来たときに荷物を運んだダンボール箱が昨年まで全部とってありました。いつでも移動できるように、また、いつ駄目になるかもわからないのでとってあったのです。
 
 いまこうして振り返ってみますと、神様の導きを感謝しています。決して楽しいことばかりではありませんでした。何度ため息をついたかわかりません。落ち込んだこともしばしばありました。そんなときにこそ、ここで働かれる神様を感じるときだったと言えます。
 
 牧師として召されての「最初の一歩」の10年でした。家族が一人一人増え、地域社会との交わりも与えられ、教会では神様の祝福を受けました。「神様なぜですか」と問う日々が与えられ、そのたびにまったく予想もできない答えをいただいてきました。
 
 これからまた、新しい10年が始まろうとしています。それは、この教会にとっても新しい10年となります。こんどはどんな10年でしょうか。しかし、神様は変わりません。神様の御心にそった教会である限り、感謝あふれる10年となることでしょう。