2018年10月16日火曜日

「ラストワンコール」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「ラストワンコール」
 
 携帯電話も、どんどん新しい製品がでています。形も大きさも小型化され、ますます便利になってきました。いつでも、どこでも、電話がかけられることの便利さを味わうとともに、マナーについても問われるようになりました。
 
 最近の一番新しい携帯電話の性能に「ラストワンコール」というのがあります。文字通り「最後にあと1回だけかけられる」という意味です。なぜこのような表示サービスができたのかといえば、携帯電話は充電式なのでいつ電池がなくなるかわからないのです。そこで、あと1回だけかけられる電池の要領がありますよと教えてくれるようになったのです。
 
 さて、この機能の説明書を読みながら、人生にもラストワンコールがあればどうなるかなと考えてみました。つまり「もし、死ぬ前にあと1回だけ電話できるとしたら誰にかけるだろうか」と考えてみたのです。それは家族でしょうか、友人でしょうか、はたまた恩師でしょうか。そう考えてみると自分がもっとも大切に思っている人へかけるかなと思います。しかし、大切なことはそこで何を話すかということかもしれません。
 
 もし、それが神様に通じるのであれば、間違いなく神様にかけます。そして、まず悔い改めをします。次に感謝でしょうか。そして、最後は祈りになるでしょう。