2020年3月17日火曜日

「神様似」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「神様似」

  ある雑誌に「カミさん川柳・最優秀賞」の発表がのっていました。

  いってらっしゃい閉まったドアにまわしげり(93年度)

  幸せは子供のほほのやわらかさ      (94年度)

  はえば立て立てば寝てろの親心      (94年度)

  「チッコない」いい張る足元ナイアガラ  (96年度)

  化粧すりゃ夫驚き子ども泣く       (97年度)

 と、なかなか初春から笑わせていただきました。その中でも次ぎの句には関心してしまったのです。

  「ママ似だね」どこが似てるの生まれたて (95年度)

 赤ちゃんが生まれると人はすぐに「ママ似」「パパ似」「誰々似」と決めつけたがります。しかし実際は生まれたての子供はみんな「猿似」といった方がよいのかもと、その本には書いてありました。しかし、いくらなんでも「猿似」とはいえないもどかしさもあります。ところが、人間はみんな「猿似」ではなく「神様似」なのだといえます。天地創造の紙芝居を製作しながら「神様に型どり、神様に似せて人を造ろう」と言われました。そうんなです。私たちは誰でも神様に似せて造られている存在なのです。神様の御言葉とともに御心もいただいている存在だといえます。

 だからこそ、次ぎの「カミさん川柳」が最優秀賞をいただくのだと思います。

  高熱のママのおっぱい吹いて飲み     (99年度)

 さすが、子育てということは大変なことです。そのように私たちも神様から見守られているのですね。感謝です。