2019年4月30日火曜日

「ちょっとうれしいが大切」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「ちょっとうれしいが大切」
 
 書店でビジネス書を立ち読みしました。「あなたのお客さんになりたい」という本の扉に次のように書いてありました。
 
 「いままでのサービス業は、『お得』ということがサービスでした。やがてそれは『便利』に変わりました。これがスーパーからコンビニへの移行です。これからは何か。それが『ちょっとうれしい』です。あなたがお店へ行ってあの店はよかったと覚えているのは、ちょっとうれしかったからです」。
 
 礼拝もまたサービスといいます。神様の福音は変わらないのですが、教会が人々に与えてきた恵み、人々が受け取る平安は、時代によって変わってきたのだと思います。キリスト教ブームといわれた時代がありました。その時は教会が人々のニーズにあっていたのでしょう。ところが、教会はそのときから変化したかといえば、その当時のままかもしれません。伝道の不振というより、時代をつかめないのではないでしょうか。
 
 これからの時代は「ちょっとうれしい」だとすれば(それが何年続くかわかりませんが)、それは感動を与えられるかということです。おおきなな感動ではなく、ちょっとした感動を与えられるかということです。
 
 いよいよフォローアップ委員会が始動します。またロビーでの喫茶コーナーが始まります。すべては「教会と出会えてちょっとうれしい」のためです。そこから信仰生活を初めて下さる方々が増えればと思います。