2019年3月26日火曜日

「きめ細かい配慮」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「きめ細かい配慮」
 
 「禅の道・茶の道」という本の中に、興味深い言葉の出会いました。その言葉とは、「風邪と客は大事にすると早く帰る」というものです。きっと、あまり大事にされると客は窮屈なのでしょう。だから早く帰ってしまうというのです。客をもてなすということは大変難しいことだと言えます。
 
 私たちの教会へも、だいたい平均で2名位の新しい方が来て下さいます。その方々によって応対には気を使います。そっとしておいたほうがいい方もおられます。兄弟姉妹のように応対されたほうがよい方もおられるのです。どちらにせよ、まずは言葉をかけることが大切なのです。職務質問になってはこまりますが・・・
 
 先週も結婚式のために、礼拝に出席くださったカップルがおられます。ちょっとお話しさせていただく機会がありました。開口一番「みなさんにこんなに祝福されるとは思いませんでした」と言われました。きっと教会の方々が祝福の言葉をかけてくださったのでしょう。感激しておられました。そして、「教会というところは堅苦しいところだという考えをあらためなきゃ」と言ってくださいました。本当に嬉しかったのでしょう。
 
 キリストは時に応じて、きめ細かい配慮をしてくださいます。私たちがキリストの御心を伝えるときに、どのような配慮ができるかを考えたいものです。