無条件に笑う
クレヨン牧師のミニエッセイ
「無条件に笑う」
我が家の三女・聖美も5ケ月を迎えることができました。多少、人見知りはするものの、元気で過ごしています。
さて、聖美の笑顔の研究をしてみました。どんな時に笑うか。どんな人に笑いかけるか。どんな風に笑うか。などと楽しんで観察してみたのです。すると結果は、「どんなときでも笑うのだけれど相手による」でした。とにかくニコニコしている人に抱かれたり、あやされたりすると笑うのです。赤ちゃんは無理やり笑わせようとしてもだめです。自分からほほ笑みかけていったときに初めてほほ笑むということがわかりました。
ところが、無条件に笑う相手もいます。それはお母さんです。これはいつでも無条件に笑いますし、その笑顔の質が全然違うことも明らかです。同じ屋根の下に住んでいても、お母さんに対してだけは格別の笑顔をみせるのです。それくらい信頼、安心してすべてをまかせているということでしょうか。
私たちは神様に対して祈るとき、どんな顔をしているのでしょうか。つらく苦しい顔でしょうか。それとも輝く笑顔でしょうか。私たちはなかなか笑顔では神様の前に立てません。それは自分を隠そうとしているからでしょうか。すべてを捧げて安心できる関係ならば、やはりどんなときでも笑顔で祈れるような気がします。