2020年1月4日土曜日

新年のご挨拶


 あけましておめでとうございます。

 いつものように暮れが来て、いつものように元日がやってきました。それでも、12月31日と1月1日とでは、気持ちの持ち方が違うように思えます。31日までは気ぜわしかったのに、元日の日はのんびりとしています。暮れは大掃除であるとか、買い出し、整理であるとか、何かと自分でしなければと思うものです。たぶん心の余裕をなくしているのでしょう。しかし、元日になったとたん「ひらきなおる」というか、「おおらか」になるのです。プラスに考えれば、なるようにしかならないので、神様にお任せするしかない日になるのでしょう。それで「おおらか」なのです。

 カール・バルトの言葉に、「最後から一歩手前の真剣さで真剣に」というのがあります。この言葉は今年の私の目標です。最後までいってしまうと、神様になってしまいます。しょせん私たちは人間なのですから、神様にはなれません。しかし、だからといっていいかげんには生きていけません。最後から一歩手前というところが大切なのです。

 97年もすでに始まりました。今年は「最後から一歩手前の真剣さ」で歩みたいと思います。あくせくしながら、しかし、神様にお委ねしながら。そうすることによって、神様の平安が満ちあふれる人生となれば幸いです。