2019年9月24日火曜日

「いろいろな信仰の香り」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「いろいろな信仰の香り」
 
 熊本の母が「はちみつ屋」の店員をしているので、よくハチミツが送られてきます。最近では、ハチミツの種類に「かりん」「アロエ」「ユズ」「メープル」「ローヤルゼリー」「レモン」「スズメばち」をいれた物まであります。健康食品なんでしょうが、なんでも入れておけばいいというのでしょうか。
 
 さて、ハチミツといえば花の蜜をミツバチが集めてきたものです。だいたいがレンゲの花ですが、百花蜜といっていろんな花の蜜がまざっているものもあります。つい先日は「みかん蜜」というビンがおくられてきました。蜜柑の花だけからとった蜜を集めたものです。どの花もいっしょと思っていましたが、なめてみてびっくりしました。ちゃんと、ほのかに蜜柑の香りがするのです。やっぱり、蜜柑の花の蜜はちゃんと蜜柑の香りがすることにいたく感動しました。そして、神様の創造のわざのすばらしさをあらためて実感したのです。
 
 私たちの信仰の香りも同じではないでしょうか。与えられる信仰は同じでも、私たち一人一人には違った香りの信仰がやどっているのです。どの信仰をとっても基本は同じでも、個性がある信仰です。その個性が大切だといえます。
 
 信仰には「みんなが同じでなければならない」ということはありません。個性があっていいし、いろいろな香りがあっていいと思います。しかし、主イエスに従うという点では同じです。従う方法は人それぞれですが、どれをとってもキリストの香りがする信仰でありたいと願っています。