「掃除魚」
2018年2月13日火曜日
「掃除魚」
クレヨン牧師のミニエッセイ
「掃除魚」
宇部のダイトウ製版の事務所には、働いておられる方の趣味で熱帯魚がたくさん飼われています。私などはグッピーしかわからないのですが、きっといろいろな種類が飼われているのでしょう。とても奇麗で、みんなオシャレなドレスを着ているみたいです。
さて、そのような華やかな水槽のなかに、一見グロテスクなものがいます。どうもナマズの一種のようで、水槽のガラスに張り付いて、あっちこっち移動しているのです。どうして、このようなナマズをと聞きましたら、実は水槽の掃除をするのだそうです。つまりゴミ処理魚というわけです。そこでよくみていますと、水槽をあっちこっちしながら、苔をたべています。また、魚のフンや、その他ゴミといわれるものを食べています。話によると、この一匹で、水槽はとても奇麗なのだそうです。ところが、問題は成長も一番早いとのこと。
水槽を眺めながら、表で働いているものもいれば、裏でいつも働いている者があり、共同して生きているのだと感じました。どちらが表でどちらが裏という考えも間違っていますよね。この両方が、その命では表です。そしてこの命を支えておられる神様がいらっしゃるのです。
華美が初めての通知表をもらってきました。いいとこも、悪いとこも、判断しているのは人間です。神様の判断によれば、すべてが◎でしょう。
「掃除魚」