「ストライキ金魚」
クレヨン牧師のミニエッセイ
「ストライキ金魚」
子供の頃から大好きだったので、いまでも金魚を飼っています。といっても二匹しかいないのですが。いまの金魚が我が家では四代目になると思います。生死を繰り返しているのです。
あるときは餌のやりすぎで水が腐ってしまいました。留守中にポンプが故障してしまったり、水温の調節がうまくいかなかったり。大抵は死んでしまったのですが、それでも金魚が大好きで飼いたくなるのです。
いま我が家にいる金魚は、娘たちが選んだものです。だんだん大きくなってきました。餌の量も増える一方です。この金魚の名前は「ストライキ」と言います。なぜなら餌をあげないとすぐストライキを始めるからです。その方法はひっくり返って抗議をするのです。初めは苦しいのかなと思いましたが、「はやくくれ~。おなかがすいた~」とだだをこねているみたいなのです。
人間はどうでしょうか。神様に対して同じことをしているのかもしれません。ストライキするほどの信仰があればよいのですが。