2017年12月28日木曜日

「朝六時の柳井駅ホームにて」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「朝六時の柳井駅ホームにて」
 
 先週の火曜日の朝六時頃に、柳井駅にいました。というのも前日の徳山行き最終列車に乗り遅れて柳井止まりだったのです。この日は長女・華美の入学式があり、とにかく早く帰らねばならなかったのです。ところがここでも一番列車に乗り遅れてしまいました。
 
 朝六時の柳井駅ホームにひとりぼっちで立っていると、なんだかとてもむなしくなってきました。「自分はここで何をしているのだろう」という思いがわき上がってくるのです。誰もいないホームには希望のかけらもないように思えてしかたありませんでした。そんな時、宣教も同じかもしれないと思ったのです。
 
 次の列車まで三十分ありました。いままでの自分を振り返りながら待っていました。すると、十分位前からポツポツと人がこられるようになりました。そして五分前になると大勢の人たちでホームがいっぱいになったのです。しかも、徳山駅までの一駅ごとに人数は多くなり、櫛が浜駅では満員電車へと変わったのです。
 
 「宣教も同じだ」と思いました。神様は粋なことをなさいます。誰もいないホームから満員電車まで、あなたの宣教は無駄ではないよと励ましてくださったのです。私たちは小さな群れでも、「復活列車」はいつも満員なのです。キリストが一つ一つの駅に止まっては、そこにおられる方々を乗せておられるのです。ゆっくりでいいです。