「スタートでありゴール」
クレヨン牧師のミニエッセイ
「スタートでありゴール」
「古賀政男メロディー」といえば、日本人の心に響く音楽だと言われています。私の時代ではないですが、古賀メロディーを聞けばなんとなくホッとするのも事実です。父などは大正琴でよく聞いておりました。
さて、古賀さんが残した四千曲のなかで、一つだけを選んでくださいといわれたら、あなたは何を選びますか。ほとんど人たちが「影を慕いて」を選ぶのだそうです。ということは、古賀作品の最初の曲です。古賀さんがまだ大学生だった頃の作品で、全く無名時代のものです。
「初めがスタートでありゴール」という言葉があります。最近このことの重みを感じます。それは、毎日聖書を読んでいても、初めて読んだあの高校生の時のような感激がもどってこないのです。そのような経験はありませんか。ルターは「毎日、あたかも初めて開くかのごとくに聖書を読む」と言ってます。そのことがどれだけ難しいかを実感します。
もういちど、最初に戻ってみましょう。そのときの喜びを感じてみましょう。それが失われていないならば、あなたは毎日キリストと出会う感激をもつことができるのです。