一日を大切に
クレヨン牧師のミニエッセイ
「一日を大切に」
牧師会の最中にふと、「一日を大切にしているか」と考えていました。朝がきて夜がきての繰り返し。どれだけのものに感動し、心を動かされ、神様を讃美しているか。ただ単にボケ~っと日々を重ねてきたのではなかろうかと考えてみたのです。
さっそく計算機を出して、いままで何日生きてきたかを計算してみました。三十二歳と半年の時で、ザ~っと計算そても「一一八00日」となります。四十五歳の人では「一六五00日」で、七十歳では「二五五00日」です。ちなみに三歳の娘では「一九0五日」ですが・・・。
いったいこの日数のうち、どれだけを覚えているでしょうか。昨日のことすら思い出せない私ですから、ほとんどわからないかもしれません。一日を大切に生きようと思っても、なかなか大切にはできなものです。たぶん感動とか、感謝を忘れているのかもしれません。
益田教会からの帰り道で鹿野を通りました。いま新緑がもっとも素晴らしい季節です。いつもなら車の中から眺めておわりですが、車を降りてみました。すると太陽に輝く新緑とウグイスのさえずり、蛙の鳴き声、小川のせせらぎが聞こえてきました。生かされていることを実感したのです。
神様の前に立つ一日を大切にしたい。