2017年3月22日水曜日

アイデアで乗り切る

阿久根ルター君の朝のみ言葉
「アイデアで乗り切る」

 マタイ7:28 群衆はその教えに非常に驚いた

 何を話そうかとさんざん悩んだあげく、とうとう時間切れになってしまいました。仕方ないのでイソップの寓話を読んでいましたら、有名な「かにの親子」という物語に改めてはっとしました。その物語は、皆さんもよくご存知だとおもいますが、かにのお母さんがその子に、「横にはうものではありませんよ。またわき腹をじめじめした岩にこすりつけてはいけませんよ」といいました。子どもは、「そう教えてくださるお母さんがまっすぐに歩いてください。私はそれを見てその通りにします」といいました。久し振りで読むとなかなかのものです。私たちはあまり自分をみませんし、していることがどう見えているのかわかりません。イエス様は「我に従え」といわれます。イエス様に従う時、そこには十字架が見えてきます。すると私たちの救いが見えてきます。

イエス様のたとえ話を読んでいると、アイデアに満ちていることがわかります。種をつかったり、からしだねの話をしたり。そのときにあった話をされているようにおもいます。しかも具体的なのでわかりやすかったのでしょう。しかし、聞く側に問題があると大変奇妙で、難しい話になってしまいます。

 先週、犬のトレーナーの話を聞きました。犬のしつけを簡単に行う方法を話してくれたのですが、ポイントは「アイデア」と言われました。犬がどうやったら思うような体制にできるかを人間がアイデアをだすことという話だったのです。 つまり、「伏せ」を教えるのに、上から押さえつけたり、叱ったりしては絶対いけない。無理やりやらせるのはいつまでたってもできない。それではどうするか。犬が伏せの体制を自然ととれるようなアイデアを出せばいいというのです。つまり、まず人がかがんで足をだし、その空間をとおらせれば自然と伏せの体制になる。そのときにご褒美をあげる。何回かするうちに伏せができるようになるのです。犬も楽しいことなのですぐに覚えるというのです。

本日の聖書には「群衆はその教えに非常に驚いた」とあります。イエス様の教えもアイデアが満ちています。なにかにぶつかったとき、苦しいときアイデアで乗り切ることができることって多いものです。働きの中でもそれぞれがアイデアをだして楽しく働きましょう。