2018年9月27日木曜日

「ここに神様がいるよ」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「ここに神様がいるよ」
 
 赤ちゃんが病気になるとき、それは急の場合が多いものです。さっきまで元気で走り回っていたのに、次ぎの瞬間は高熱を出してうなっていることがあります。自分の口で体調を訴えることができないので、親としては不安がつのります。
 
 日曜日のことでした。夕食まで元気だった1歳の聖美が、いきなり高熱をだしてぐったりしたのです。「もしかしたら」と思っていたら案の定「熱性けいれん」を起こしてしまいました。赤ちゃんが「けいれん」を起こした時、親はそれが経験があったとしてもおろおろしてしまいます。やれ、頭を冷やせ、救急車だ、医者に電話だ、このまま直らなかったらどうしようと、パニックになってしまいそうでした。
 
 今回は早い時間でもあったので、上の二人の娘もその様子をみていました。娘たちにとっては初めての経験で、親以上にパニックでした。普段は喧嘩ばっかりしている姉妹でも、そのときの協力は素晴らしいものでした。私はそのパニック状態の娘たちに「信仰」をみた思いでした。二人はその状態の中で、まず祈りだしたのです。それは必死の祈りでした。「神様、聖美ちゃんを助けてください」と涙声で祈ってました。そして何を思ったのか、家中の十字架を持ってきてベットに並べ、「聖美ちゃん大丈夫だよ、ここのイエス様がいるよ」と励ましていたのです。そして、祈りは聞かれました。信じる者の祈りはやはり聞かれる。