2017年5月2日火曜日

一番古い記憶

クレヨン牧師のミニエッセイ

「一番古い記憶」
 
 教会員のお宅に赤ちゃんが与えられました。母子ともに健康で、一週間で産院を退院されるという速さに驚いてしまいました。神様の祝福が赤ちゃんを迎えられた家に豊かにありますように祈ります。また、この赤ちゃんは、教会にとっても神様から与えられた宝です。ともに礼拝で祝福を受けるのを楽しみにしています。わが家の娘たちも、赤ちゃんを見て不思議そうにしていました。
 
 さて、自分が赤ちゃんだった頃を、どれくらい覚えているでしょうか。私などの記憶の一番古いものは、二歳の頃の阿蘇の風景です。なぜか横断歩道と、その向こうに見える阿蘇外輪山のその風景をはっきり覚えています。なぜはっきり覚えているか、それはたぶん人生で初めて横断歩道を一人で渡ったからではないでしょうか。なにか満足感とともに思い出されるのです。しかもその横断歩道の後ろには阿蘇山がある。たぶんどっしりとした安心感ではないかと思います。
 
 私たちはどこかで安心感と出会ってます。それは神様と出会った時だと言えます。あなたのことを包み込んでおられ、主イエスに気づいたときではないでしょうか。信仰の記憶をたどっていけば、かならず救われた喜びに到達します。その記憶をもう一度、呼び戻したいものです。