2020年2月18日火曜日

「教会に本日休業の張り紙」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「教会に本日休業の張り紙」

 ある時期、教会の子どもたちは「ごっこ遊び」をするのが楽しかったようです。礼拝中に病院ごっこをしていたときがありました。たぶん誰かがお医者さんになって診察などをしていたのだと思います。そういえば私もよくそのような遊びをした経験があります。  さて、その遊びの名残なのでしょうが、月曜日に集会室の窓をあけようとしたところ、張り紙を見つけました。その張り紙には「本日休業」と大きく書かれてありました。思わず笑ってしまいましたが、よく考えてみるとなかなか意味深長だなと考えさせられました。  教会には休業があるでしょうか。人の命には休みがないように、教会にもまた休業はないといえます。しかし、この世の中にあって教会は「開店休業」のような状態にあるのではないかと考えてしまいました。主イエスの教会はいつでも開店しています。いわば24時間営業ですが、そこに来る人の数は年々減ってきているように思います。教会や信仰に必要性はわかっていても、わかりやすい安易な宗教の方が行きやすいのでしょう。地方教会の開店休業の問題は深刻になってきています。  それでも、主イエスの教会は、そのような「開店休業」状況の中にあっても、なおいつでも用意が整えられていなければなりません。どなたでも受け入れられる用意が必要だといえます。このような世の中だからこそ、いつでもキリストの用意はできていますと、福音を語り続ける使命を感じています。  いつでも準備ができています。あなたの場所は用意されています。これが主イエスのメッセージだと思います。