「紅葉の深呼吸」
クレヨン牧師のミニエッセイ
「紅葉の深呼吸」
東京からの出張のついでに、徳山教会へ訪ねてこられた方がありました。なんでも「神様のクレヨン」の舞台を見ておきたかったとのこと。嬉しいやら、気恥ずかしいやらです。
いろいろと話しがはずみ、ひとこと次のように言われました。「神様のクレヨンを読んでいると、田園風景、大自然のなかにある教会だと思ってましたが、わりと都会にあるんですね」。たぶんこの方は柳井、防府、六日市、益田を宣教の舞台としている教会の地域が想像できなかったのではないでしょうか。
今週はお昼の二時に益田から帰ってきました。いま、紅葉のまっさかりです。神様がお造りになった世界は見事です。ふと車を止めて深呼吸すると、心が紅葉に染まっていくみたいで感激します。
だんだん自然に触れたいと思うようになりました。きっと頭でっかちの生活にどっぷりつかっているからでしょう。主イエスが「野の花を見よ、空の鳥を見よ」と言われたことが、新鮮に聞こえてきます。いま紅葉が見事です。せめて五分、紅葉の深呼吸をしたいものです。