2019年8月13日火曜日

「人のことを考えて」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「人のことを考えて」
 
 「もう少し、人のことを考えて行動しなさい」とは、子どもたちによく注意する言葉です。しかし、自分自身を振り返っても「隣人のことを考える」余裕がどれだけあるかなと思います。ましてや人のことを考えるとはどういうことでしょうか。
 
 土曜日の昼の出来事でした。この日は給食がないので、子どもたちといっしょに食事をしなければなりません。たまたま今回は結婚式もありお弁当を買ってくることになっていました。長女と次女の仕事です。二人でフジに出かけていきました。かなり時間がかかったので心配していると、「食事の用意ができた」と内線を受けました。家へ帰ってビックリしました。というのも面白い弁当がそこにあったからです。「野沢菜炊き込み寄せ集め弁当」と書いてありました。
 
 娘たち曰く「まずお弁当売場にいって、お父さんが好きなものは何か考えた。高菜が好きなので探したけれどなかった。次にお父さんが好きな物は何か考えて二人でだしあった。するとこの弁当が一番好きな物が多くはいっとった」とのこと。なんだか嬉しくなりました。野沢菜と高菜は違うと二人で話し合ったけれど、きちんと話せばわかると思ったそうです。しかも、熱いカップ味噌汁つきでした。
 
 「もう少し、人のことを考えて行動しなさい」とはいいますが、自然とで来ているものだと思います。つねに家族の祈りの中で「仕えるものにしてください」と祈ってきました。それを神様が聞き届けてくださっているのだと思います。
 
 もしかすると、「もう少し、神様のことを考えて行動しなさい」ということと、隣人のことを考えることは同じかもしれないなあとふと思いました。