2019年12月17日火曜日

「神様と私の位置」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「神様と私の位置」
 
 何か新しい経験をすることは、楽しいことです。また、新しい発見によって、自分を見つめ直すこともできるものです。子どもたちの夏休みに入り、3人で鎌刈島へいってきました。無人島でのバーベキューや、県民の浜で遊んだり、海水温泉でのんびりしたり。夜は鯛飯やあなごの刺身を堪能しました。
 
  今回の新しい経験は、はじめての漁船の運転、ジェットボートの運転でした。漁船の舵をとりながら、海の風の心地よさにすっかり満足してしまいました。しまし、船をまっすぐに走らせることは大変むずかしいことです。すぐによろよろとしてしまいます。その日の風にもよるし、潮の流れ、波の状態を見極めなければならないからです。また、島を回りながら走るときには、島との距離をつねにみながら走らせなければなりません。また、どこに海面下に岩があるかわからないのです。つねに自分の位置、まわりの状態、自然環境を知って置かねばならないのでしょう。
 
  私たちの人生の歩みも、自分がどこにいるのかを探しながらの旅かもしれません。それがはっきりしている人生は楽なのですが、そう簡単にはいきません。はっきりしているというよりは、つねに迷ってばかりいるのです。なぜなら、きちんとした人生の基準を持たないからです。
 
  私たちには、神様の御言葉という基準があります。自分がどこにいるのか分からなくなったときには、聖書を読むと進むべき道を示してくださいます。また祈りによって、神様と私の位置もはっきりとわかります。人生行路は複雑な道を歩いて行かねばなりません。しかし、主の御言葉は私の足のともしびです。